ギックリ腰は何故起こる?

床に落ちた物を拾おうとして、ギクッ!
後部座席の荷物に手を伸ばして、ギクッ!
普段の何気ない動作で起こるギックリ腰
原因は疲れが溜まって筋肉が硬くなっているから。
こんにちは。人生の体質改善士 キジです。
・連日の飲み会で、睡眠不足が続いている
・引っ越しの準備で中腰の作業が増えている
・新しい職場で常に緊張している
・出張などで長時間の移動が多い
日々の生活に追われて、
ゆっくりと体を休める時間が取れない。
タダでさえ忙しい毎日に、
飲み会や引っ越しの準備など、
外す事の出来ない予定が重なると、
睡眠時間を削って予定を消化します。
体を回復させる為の
貴重な睡眠時間を削った分を
活動時間に当てる。
活動時間が増えれば、
それだけ体力を使うので、
当然体には疲労が蓄積します。
逆に睡眠時間が減れば、
体を回復させる時間が短くなるので、
前日の疲れを完全に回復しきれずに
朝を迎えます。
前日の疲れを残したまま
今日の予定を残った体力で
こなさなければなりません。
こんな状態が
1週間⇒1ヶ月⇒3ヶ月
なんて続いてしまうと、
体には常に疲労が溜まった状態。
筋肉に疲労が溜まると、
筋肉は徐々に弾力が無くなります。
例えば、
腰の筋肉が元気な状態だと
前かがみになった時に
10㎝伸びる事が出来るのに、
連日の寝不足で疲れが溜まり、
弾力が無くなって来ると、
7㎝しか伸びなくなります。
そんな時に、
床に落ちた物を拾おうと、
前かがみになった時に、
自分のイメージはで
腰の筋肉が10㎝伸びて、
床に落ちた物を拾うつもりで、
腰の筋肉を伸ばします。
しかし、実際には
腰の筋肉は疲労が溜まり、
7㎝しか伸びません。
それでも床に落ちた物を
拾う為には10㎝伸ばしたい。
伸びない筋肉を
無理に伸ばそうとする…..
そして…..
ギクッッッッッ………!!!
無理に引き延ばされた筋肉は
筋肉を覆っている膜(筋膜)
が炎症を起こしたり、
筋肉の繊維の一部分が
断裂したりして、
いわゆる、
ギックリ腰を起こしてしまいます。
筋膜や筋肉に炎症が起こると、
体には、自己防衛機能が働き、
今以上に痛めた筋肉のダメージが
酷くならない様に
痛めた筋肉とその周辺の筋肉が
瞬時に硬くなって、動かなくなります。
その為に、ギクッ!となった瞬間や、
その後徐々に、
痛みと共に筋肉が硬くなって
動く事が困難になります。
これが、
ギックリ腰で動けなくなる原因です。
ギックリ腰は突然なりますが、
ギックリ腰になる以前に
・連日の飲み会で、睡眠不足が続いている
・引っ越しの準備で中腰の作業が増えている
・新しい職場で常に緊張している
・出張などで長時間の移動が多い
と言った自分の体力を越えて
連日忙しい日々を過ごし、
体に疲れが溜まっている事が多いのです。
ギックリ腰にならずとも、
慢性の腰痛で悩んでいる人の多くも、
体を休めて回復する時間が十分に
確保出来ていない事が原因になっています。
ギクッ!っとなる前に
しっかりと体を休ませる時間を確保しましょう。