こんにちは。
福岡市早良区藤崎にある 北村整体院です。
もし、あなたが今、
肩凝りや腰痛、慢性的な疲労感など 体調不良で悩んでいるのであれば、
普段の食事を粗食・少食に切り替えてみてください。
原因不明の体の不調は殆どが
血液の汚れによって引き起こされています。
人間が一日3食を食べる様になったのは、
第二次世界大戦後の高度経済成長期頃からです。
江戸時代の頃は一日2食が当たり前でした。
「朝飯前」という言葉があるように、
昔は朝起きて、朝ご飯を食べる前にひと仕事してから、
午前11時前後に 朝・昼兼用の食事を摂り、
食休みをしてから 午後の仕事にとりかかる。
仕事を終えて家に帰ってから夕食を食べて寝る。
江戸時代の一般庶民は そんなに裕福ではなかったので、
食べる物も、雑穀に野菜の煮物とお味噌汁
と言った、「一汁一菜」の質素な食事でした。
そんな質素な食事で 水道や電化製品もなく、
車や電車などの公共交通機関も 全くない時代だから、
井戸から水を汲み上げて、田畑を耕し、
米や野菜を育て収穫し 洗濯板で衣類を洗い、
薪を割って、かまどやお風呂で火をおこし、移動手段は徒歩。
飛脚の人は一日に150km走る人もいたと言います。
江戸時代の人々は 現代人に比べて 粗食・少食にも関わらず
一日の活動量はかなり多かったはずです。
現在の日本人の食事は 欧米化が進み、
小麦粉や乳製品、卵や肉など 高カロリーな食品が増えた上に、
一日3食の生活が当たり前になり、 仕事はITの普及により、
一日中PCの前に座ったまま。
移動はバスや地下鉄、自家用車
エスカレーターやエレベーターを使い
一日で歩くのは3000歩程度。
スイッチ一つでご飯が炊きあがり、
テレビを見ている間にお風呂が沸き、
外出している間にロボットが室内を掃除してくれる。
一日の摂取カロリーは増えたにも関わらず、
消費カロリーはかなり減っています。
実は胃や腸などの内臓って、
空腹には適応能力が高いけど 満腹には適応能力が低い
って知ってましたか?
自分の好きな事に熱中していて
気が付けば、食事を摂る事すら忘れていた。
そんな経験が皆さんあると思います。
また、
- 体調を崩して入院して3日間絶食
- 山で遭難して5日間水だけで生還
- 30日間の断食
など、人は少々食べなくても生きて行けます。
しかし、食べ放題でどんなに頑張って食べても
満腹になれば、体が食べ物を拒否して、
食べ物を見るのも嫌になります。
食べ過ぎると、眠くなり、胃がもたれ、
体調が悪くなる。
集中力も散漫になり 仕事の能率も上がらない。
私も元々は食べる事が大好きだったので
こんな経験を何度となく繰り返していました。
しかし、朝食抜きの一日2食生活を4年前から始め、
先月からは1日1食、夕食のみの生活を実験的に開始。
朝から何も食べないで自宅から職場までの10kmを走り、
職場ではお白湯のみの水分補給だけ。
食事を摂らないので血糖値も上がらないので
空腹感は全くありません。
夕食は当初は何も制限をかけずに
好きなものを好きなだけ食べていました。
しかし、食い意地が張ってしまい、一度食べ出すと止まらない(笑)
一日1食生活の最初の頃は、
- ご飯大盛り2杯
- 肉300g
- 野菜サラダ大盛り
- 缶ビール、日本酒、焼酎
しかも、
「この食事が終わったら、明日の夜まで何も食べられない」
そんな不安から、お酒の量が増え、
夕食後もチョコレートやスナック菓子を爆食。
とどめは、寝る前にお餅4個….。
どう考えても一日2食の頃より食べてる(笑)
でも、体調は良いんです。
内臓が20時間近く消化活動をせずに
休んでいるので、少々の大食いにも 元気に働いてくれる。
しかし、一つ問題が 排便が下痢気味になって来た 。
考えてみれば、当たり前なのですが、
一度の食事で大量に食べた上に、
飲酒も増えれば、アルコールによって
内臓機能は麻痺してしまい、
消化不良を起こしたと考えられます。
朝起きてすぐ便意をもよおしてトイレに駆け込む。
通勤で走っている最中にも度々便意をもよおして、
コンビニのトイレに駆け込む。
これじゃ、健康に良いのか悪いのか分からない。
そこで、一日1食や少食の情報を探しているうちに
胃腸を調える食事として
玄米クリーム
なるものを発見♪
過去に何度か健康の事を考えて玄米食を試みた事があるのですが、
どんなにしっかり噛んで食事をしても 私の場合、
消化不良をおこして 玄米食を断念していました。
しかし、玄米クリームは 玄米をミルサーなどで粉末にして
塩と水を足して火にかけて クリーム状になるまで混ぜるだけ。
最初から粉末にしてしまえば、
咀嚼不足で消化不良を起こす心配もないし、体に良さそうだ♪
どうせ玄米クリームを食べるなら、
おかずも消化の良いものに変えてみよう☆
そんな思い付きから1週間前より
玄米クリームと和食中心の食事に変更。
試しに1ヶ月間ほど肉と乳製品を止めて体調の変化を見る事にしました。
現在、肉と乳製品を止めて1週間なのですが、
体調はすこぶる良好♪
しかも、肉と乳製品を止めると、食欲も抑えられて、
スナック菓子や和菓子なども食べなくても平気なんです。
お酒は好きなので日本酒やビールを飲んでいますが、
以前ほど大量に飲まなくても大丈夫。
ちなみに昨夜の食事は
- 玄米クリーム0.5合
- 納豆2パック
- ひじきの煮物
- ゆず大根
- 日本酒2合
これだけです。
今朝も自宅から職場まで10kmを走って朝食・昼食はなし。
水分補給はお白湯のみ。空腹感はありません。
体調はすこぶる良好で排便も普通に戻りました。
これで、通勤ラン中も便意の心配をしなくて済みます(笑)
人間は慣れの生き物と言われます。
子供の頃から
- 3食しっかり食べなさい
- バランス良く食べなさい
- 食べないと力が出ない
そんな教育をされて来ました。
しかし、一日の活動量が減った現代では
一日3食は明らかに食べ過ぎです。
人間、食べ過ぎると体を壊しますが、
食べ足りないぐらいの方が体はしっかり動きます。
食べないと力が出ないっていうのは
単なる思い込みでしかありません。
体調が悪ければ無理して食べない。
野生動物は体調を崩したり、怪我をした時は
何も食べずにじっと体を休めて回復を待ちます。
「疲れ気味だから栄養のあるものを食べよう」
疲れている時にいつも以上に食べるから
更に疲れてしまうんです。
疲れている時こそ食事の量を減らしたり、
固形物を摂らずに 内臓の負担を減らす。
慢性的な疲労は 慢性的な内臓の疲れです。
粗食・少食に体を慣らして
内臓をしっかり休めれば、体はドンドン健康になります。
いきなり一日1食などはかえって
体調を崩す原因になります。
まずは
- 一回の食事で食べる量を8割にしてみる
- 肉や乳製品を控えめにする
- 和食中心の食生活に切り替える
自分がストレスなく出来そうな 粗食・少食の準備から始めてみてください。