フルマラソン完走と故障しないコツはオーバートレーニングに注意

マラソン
【オーバートレーニング症候群に要注意】   自己ベスト更新を目指すランナーにとって、 気を付けて欲しいオーバートレーニング。   調子が良い時ほど、ついつい頑張り過ぎてしまいます。 「休養も練習のうち」と勇気をもって休みましょう。   夏場に頑張って走り込んで来たランナーは、 これからの時期、楽にスピードが出る様になります。   ・夏場の走り込みで走力とスタミナが付いた ・涼しくなった事で心肺機能と体温調節機能が楽になった   涼しくなると、走る事によって外気温が 体を冷やしてくれるので汗をかく量が減って来ます。   人間の体は走る(運動する)事で筋肉が収縮して 熱エネルギーを発生し、体温が上がるのを防ぐ為に 汗をかいて体温を一定に保つ   体温調節機能が付いています。   夏場は外気温も高いので、運動すると 汗を大量にかくことで体温を下げる必要があります。   汗をかく事にもエネルギーが消費されるので、 大量に汗をかけば、エネルギーの消費も多くなります。     涼しくなって汗をかく量が減れば、 汗をかく事によるエネルギーの消費量が減るので、 その分をスピードを出すエネルギーとして 使う事が出来るので楽にスピードが出ます。     快適に走れる上に、楽にスピードが出せる分、 練習でもいつも以上に距離を伸ばせたり、 スピードも出し過ぎてしまいます。     しかし、距離を伸ばせば歩数が増えて 着地の衝撃を受け止める筋肉への負担は大きくなります。     スピードを上げれば、空気抵抗に体が負けない様に インナーマッスルはいつも以上に頑張ります。     ポイント練習を頑張った翌日も 疲労抜きでゆっくりジョグのつもりで 走り出したにも関わらず、     夏場に比べると、かなり快適に走れるので ついついスピードが上がってしまい、 疲労抜きのつもりが、ビルドアップ走の ポイント練習に切り替わってしまう。     「疲労抜きのつもりだったけど、  気持ち良く上げて終わったから良いか♪」     なんて、自分を納得させることが増えて来ます。     調子の良い時ほど、知らず知らずのうちに 疲労が蓄積してしまいます。     人生山あり谷ありです。     人生もマラソンの練習も 好調⇒不調の波を繰り返しながら 少しずつ成長して行きます。     故障を殆どしないイチロー選手の凄い所は 好・不調の波に惑わされることなく、 毎日淡々と同じメニューを繰り返す事。     常に自分の体との対話を行いながら、 その日の自分の体調をしっかりと把握する。     練習でどんなに良い結果を出しても レース本番の良い結果に繋がる訳ではありません。     レース本番を万全のコンディションで 迎える為には、今何をするべきか?を 常に考えてその場の雰囲気やノリに流されない。     ポイント練習をした翌日は 調子が良くてもしっかりと疲労を抜く。     調子が落ちて来ても、焦らずに 今出来る事をしっかりとする。     季節の変わり目は体内環境も変化して、 体調を崩しやすい時期です。     体調が悪ければ、無理してポイント練習を こなすよりも、勇気をもって休む。     「休養も練習のうち」     今まで積み上げて来た練習に自信を持って なるべく早く体を回復させる事を 優先させましょう。
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