【ポジティブシンキング ネガティブシミュレーション】
最近読んだビジネスの教材の中に
ポジティブシンキング ネガティブシミュレーション
と言う言葉がありました。
ビジネスを成功させる上で、
起こり得る問題を想像する
(ネガティブシミュレーション)
そして対策を練り、
自分の許容出来る範囲で
リスクを取りながら
積極的な行動を取る
(ポジティブシンキング)
事が大事である。
これはフルマラソンにも
同じ事が言えます。
普段、私たちは目標とする
レースに対して、
完走や自己ベスト更新な ど、
自分の理想とするレース展開を
ついついシミュレーションしてしまいがちです。
・当日の天候は無風で曇りの絶好のコンディション
・疲労抜きが上手く行き体調も万全
・スタート直後から体が軽く設定ペースがジョグ感覚
・ハーフを過ぎてもまだまだ余裕で脚もしっかり動いてる。
・30km過ぎからは前から落ちて来るランナーをパスしてモチベーションアップ。
・ラスト5kmは心肺を追い込んでラストスパートをかけてゴール!
う~~ん☆まさに理想!
これ以上はない完璧な
レース展開です。
しかし、現実問題としてここまで
完璧に全ての好条件が揃った
レース展開は
10年以上走っている私でも
今まで一度もありません。
人が動揺する時は、
自分の予想が外れた時
・7時に起床するつもりが起きたら7時半だった。
・お目当てのお店に到着したら「店休日」だった。
・急いで乗った電車が反対方向に走っていた。
などなど。
自分の行動が予定通りに進めば
問題ないのですが、
予想通りに行かなかった場合の
対策を考えていないと、
人は動揺して、思考や行動が
停滞してしまいます。
事前に問題が起きる事を想定して
対策を講じていれば、
万が一自分の行動が予定通りに
行かなくても、被害を最小限に
抑える事が出来ます。
・レース当日の天候が暴風雨だったらどうする?
→ビニール袋と長袖T-シャツを準備。
・疲労抜きが上手く行かなかったらどうする?
→最初の10kmはペース抑え目で様子を見る。
・ハーフを過ぎて余裕がなかったらどうする?
→補給食を早めに摂取。
・30kmを過ぎてペース維持が厳しくなったらどうする?
→歩幅を狭めてピッチを上げる。
・30km過ぎで脚に痙攣が来たらどうする?
→20秒以内で横歩きなどの対策を施す。
レース前日までに対策を講じても、
本番では何が起こるか分からない。
スピリチュアル系の考え方では、
ネガティブな思考は
ネガティブな現実を引き寄せる
と言われます。
私の解釈は少し違って、
厳密には
ネガティブな思考に対策を
講じていれば、起こった現実を
ポジティブに捉える事が出来る
です。
起こった現実を
ポジティブに捉えるか?
ネガティブに捉えるか?
は自分の解釈次第なので、
仮にネガティブな現実に
直面しても、
瞬時にその現実を受け入れて
今の現状を好転させるポジティブな
行動を選択する
そんな心構えが必要です。
ポジティブシンキング ネガティブシミュレーション
これを私なりのマラソン解釈で
言い換えるなら、
マラソンは問題が起こるのが当たり前!
その問題を楽しもう!
この位に楽な気持ちで
レースに臨むために
普段の練習はキッチリ頑張りましょう☆