ビルドアップ走は体感重視で自然にペースを上げる

マラソン
福岡マラソン2017 まで 残り26日 【レース本番で計画的ビルドアップ走は有効か!?】   昨夜は福マラRC練習会に参加。 5分半からの計画的なビルドアップ走に苦戦 計画的なペースコントロールって難しい。 体感に任せた自然なビルドアップ走が楽かもしれません。   ビルドアップ走の良い所は、 ジワジワとペースが上がるので、 筋肉や心肺機能に急激な 負荷がかからなくて済むので   エネルギーの無駄使いを予防出来ます。     これは、車の運転のアクセルワークと似ていて、 走行中にジワジワとスピード上げる方が 急激にスピードを上げるよりも燃費効率が 良いのと一緒です。     しかし、このビルドアップも 距離やタイムを決めて計画的に 上げて行く事が意外と難しい事を実感。     昨夜はスタート前の予定では 5分半で6km走った後に、 2km毎に5秒ずつペースアップして 最後の2km515で走る計画だったのが、   2kmを過ぎた辺りから徐々に ペースが上がってしまい、 最後の2kmはキロ5分までビルドアップ     スタートから僅か2kmで 計画破綻してしまった….。     一度ペースが上がってしまうと、 極端にペースを落とせば、 ビルドアップ走の意味が無くなってしまうし、 ペースコントロールの重要性を 改めて再確認しました。     と同時に、レース本番での ビルドアップ的な走り方にも 工夫が必要だと感じました。     参加者が1万人を越える規模の マラソン大会になると、 スタートラインを通過するまでの タイムロスに加えて、 スタート直後のランナー渋滞で 最初の510km辺りは 中々自分の思う様にペースを上げる事が 出来ません。     自己ベスト更新や目標タイムを決めて レースに臨む場合は     1km辺りのペース配分や、 10km、ハーフ、30kmの通過タイムなどを 設定してレースに臨む方も多いと思います。     そうなると、レース中は常に頭の中で レースペースや通過タイムの誤差の 調整を気にしながら走らなければなりません。     走ると言う肉体的なエネルギーの消耗に加えて タイムを調整するために脳内での計算という 思考にもエネルギーが使われてしまいます。     一般に思考による脳のエネルギー消費には 糖質が使われるため、 複雑な思考を増やせば増やすほど、 体内に少量しか蓄える事の出来ない 糖質を脳が大量に消費してしまうのです。     そう考えると、 あまりにも細かくタイム設定した レース計画は常に精神的な プレッシャーがかかり、   常に帳尻合わせの為の思考により 脳がエネルギーの無駄使いをする。     そんな目に見えない エネルギーの無駄使いが、 30km以降の失速や足の痙攣などに 繋がるのではないのでしょうか?     故障明けの調整レースで臨んだ大会で 思いもよらぬ自己ベスト更新をした。     そんな話をよく耳にします。 なぜそんな事が起こるのかを考えてみると、     ・故障明けで練習量が減り疲れが抜けていた   ・調整レースなので前半は様子を見ながら  自然な流れでペースアップした   ・景色を楽しんだり沿道の声援に応えたり  リラックスしてタイムに執着する事がなかった   ・ハーフを過ぎた辺りから調子が上がって  本来の走りの感覚が戻って来た。   30km辺りで、自己ベストが狙える可能性を知る   ・前半を抑えていた分、脚も十分に残っていて、  30km過ぎからペースアップ出来た   ・前から落ちて来るランナーをごぼう抜きして  モチベーションが上がり、最後まで失速しなかった   ・タイムに執着していなかった分、思考による  脳の無駄なエネルギー消費を抑えられた   ・エネルギーを節約出来たので、最後まで  足が攣ったりする事無くラストスパート出来た     以上の様なプラスのスパイラルが起こって 自分では予想外の自己ベスト更新が可能となったのでは ないでしょうか。     いや~、マラソンって本当に奥が深いですね。 福岡マラソンまで残り26日。 どんなレース展開になるのか、 不安だけれども、楽しみにもなって来ました。     当日はスタートロスと10km付近までの ランナー渋滞は覚悟して、その後は 自然な流れに任せて、ハーフ通過と 30km通過時点の体力の残り具合で ジワジワとビルドアップしてゴール出来たら良いですね。     今朝は百道浜の松林を疲労抜きジョグ♪ 明日のウィングフットの練習会での 4kmタイムトライアルに備えます。
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