フルマラソンの後半で失速と筋肉が凝り固まると速く走れない理由

マラソン
ランニング仲間が整体院に来院。 昨日、原因不明の膝の痛みを発症。 一晩寝たら、何事も無かった様に回復。 原因はソファーでのうたた寝でした。   ・ソファーで寝っ転がってTV鑑賞 ・バスや電車の椅子に腰かけてうたた寝 ・酔っぱらって、フローリングで朝まで爆睡   などなど。   長時間同じ姿勢でいると、筋肉は凝り固まって、 次の動作の時に筋肉が上手く伸び縮み出来ないと、 関節が引っ張られて体の歪みに繋がります。     中腰やしゃがんだ姿勢で 12時間草取りをして、立ち上がった瞬間、     「あたたた…..こ、腰が伸びない….。」     なんて、経験があると思います。 中腰の姿勢で腰や背骨を支える筋肉が 凝り固まってしまい、   いざ、背筋を伸ばそうとしても筋肉が スムーズに伸びてくれない。   腰の筋肉が伸びなければ、 体は股関節を捻って腰の筋肉を無理にでも 伸ばそうとします。   股関節が歪むと、太ももの骨が捻じれて、 膝の関節がバランスを崩して、 膝の内側や外側に違和感や痛みを感じます。   膝関節が歪めば、脛の骨が捻じれて、 足首の関節がバランスを崩して、 アキレス腱や足底筋に違和感や痛みを感じます。     長時間のデスクワークで いつも腰や背中が凝り固まっている人は、 骨盤が後ろに傾いて、 重心が中心よりも後ろにズレています。     重心がズレると重心移動が上手く行かないので、 歩いたり、走ったりする際に、   太ももや、ふくらはぎの筋肉の力を使って、 無理矢理に体を前に運ばないと行けないので、 スピードが出ないし、すぐに疲れます。     緩やかな下り坂を走ると、 自然にスピードが上がるのは 坂の傾斜によって、重心が前方に移動するので、 勝手に足が前に出るからです。     平地を走る時も上半身が下半身よりも 前に出た状態で重心を前にズラす事が 出来れば、脚は勝手に前に出て来ます。     上半身を下半身より前に出すという事は、     100m走のゴールシーンの様に 胸を前に突き出す。     こじこじ師匠曰く、   ぴょん吉走り♪   の名前の由来でもあります。     胸を前に突き出すという事は、   腰や背骨は反った状態。 猫背とは真逆の格好です。     背中と腰の筋肉が凝り固まっていては、 胸を前に付き出そうにも、 背中と腰が反れないので、 重心を前にズラす事が出来ません。     ・毎日コツコツ走っているのに、中々速く走れない。 ・スピードを出すと、すぐに太ももやふくらはぎが疲れる。 ・長く走ると肩甲骨や肩が痛くなる。     速く走れないのは、運動神経やセンスの問題ではありません。     日常生活で背骨を支えるインナーマッスルや 背中、腰の筋肉が凝り固まって、 股関節や膝関節、足首に歪みを伴い、 重心移動が上手く行っていないからです。     真面目な人程、 仕事を一生懸命に頑張って、 マラソンの練習もコツコツ頑張る。     やる気とは裏腹に、 思う様に走力が伸びない原因は、 知らず知らずのうちに凝り固まった 筋肉に原因があります。     人間の体は筋肉を緩めて血流を良くして 十分な睡眠を取る事で回復力が働き、 疲労を回復します。     しかし、   ・仕事が忙しく十分な睡眠時間が取れない ・仕事や人間関係でストレス抱えている ・食事が不規則で外食や丼物で栄養が偏っている ・短い練習時間で高負荷のトレーニングばかり   仕事でもマラソンの練習でも常に 追い込んだ….もしくは追い込まれた生活が続くと、 神経が疲れて、自律神経が乱れて   体は常に緊張状態で力を抜こうにも 自分ではリラックス出来ない状態に陥っている人が 最近増えています。     ・睡眠時間は取っているのに疲れが抜けない ・夜中に何度も目が覚める ・ストレッチをしても体がほぐれない     この様な症状が当てはまる方は 自律神経の一つ交感神経(こうかんしんけい)の 疲れにより、リラックス出来ない状態です。     セルフストレッチなら、ストレッチポールや バランスボールで背中や腰の筋肉をゆっくり伸ばす。     かかりつけの整骨院やマッサージで 全身のケアを間隔を詰めて数回行う。     当院へのご来院、私へのご相談も大歓迎です。     個人的なお悩みは直接メッセージを頂ければ アドバイスさせて頂きます。   市民アスリートは   体のケアがどうしても後回しになりがち。     練習最優先で、違和感や痛みを感じてから 慌ててケアをする傾向が強い様です。     転ばぬ先の杖。 調子が良い時ほど、 ここぞとばかりに高負荷の練習で 頑張り過ぎてしまう。     実は逆なんです。     調子の良い時に軽い負荷で走力の確認。   調子の上がらない時に適度な負荷で 回復力を高める。   上り調子の時ほど、疲れが徐々に 蓄積しています。     早目のケアを心がけてみてください。    
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