6月から一日一食を実践するようになって、
一番気になっていた事は、
少食や一日一食でフルマラソンが走れるのか?
結論から先に言えば、
一日一食でもフルマラソンは走れます。
趣味で取り組んでいるフルマラソンですが、
2年前に一日一食を実践した時は、
自宅から職場まで片道10kmの距離を
通勤・帰宅共に走っていました。
休日を除いてほぼ毎日20kmを
走っていた事になります。
ただ、この時は夕食で好きなものを
好きなだけ食べていたので、
おそらく一食で2000kcal以上食べていたはずです。
しかも寝る直前まで食べ続けたり、飲酒したりと
酷い食生活だったので、
みるみる痩せて、結果的に3ヶ月で
体調を崩して一日一食を断念しました。
今回は、断酒して1年以上経過していて、
小麦断ちと砂糖をかなり控えているので
食欲がかなりコントロール出来ています。
最近は動物性タンパク質や乳製品も
あまり体が欲しなくなったので、
玄米と豆類、野菜を中心とした粗食で過ごしています。
たまに、食欲のスイッチが入って、
食べ過ぎてしまう事もありますが、
一日一食で約1000kcal前後と言った感じ。
現代の栄養学のカロリーで計算すると、
明らかにカロリー不足なのですが、
体調は良いし、どんどん痩せることもありません。
太る、痩せると言うのは、カロリー摂取の問題よりも
何を食べるか?や食べ合わせの問題が大きいと
感じています。
今回、一日一食を実践するようになって、
毎日の通勤・帰宅は自転車を利用。
片道30分、往復1時間の自転車での運動は
全く問題なし。
一日一食も二週間が過ぎたので、
昨日は久しぶりに、所属するランニングクラブの
練習会に参加。
大濠公園を5周(10km)を1時間弱。
昨日は、一日一食で
自転車往復26km(1時間半)
朝ジョグ4km(22分)
大濠公園10km(53分)
約3時間の運動をこなしても問題ありませんでした。
更に、昨夜の夕食は控えめの1000kcal弱
本日は仕事が休みだったので、
朝食、昼食は食べずに13時頃から
自宅周辺をランニング1時間で10km
さすがに、昨夜10km走った後に
自転車を13km漕いで帰宅していたので、
脚は若干重く感じましたが、
空腹感はなく、ランニングは
最初から最後まで同じペースで
走り切る事が出来ました。
「食べないと力が出ない・・・。」
「空腹だと走れない・・・。」
は単なる思い込みでしかない。
と言う事です。
カロリーからみても、
ランニングの消費カロリーは
走った距離 (km) x 自分の体重(㎏)= 消費カロリー
体重60㎏で10kmを走ると、
10(km)x60(㎏)= 600kcal
体に蓄えられている脂肪は
1gで7kcalのエネルギーを発生させることが出来るので、
脂肪が1㎏あれば、
7kcal x 1000g = 7000kcal
体に蓄えている脂肪1㎏で
ランニング程度の運動なら100km以上
走る事が可能な訳です。
そう考えると、
「人間食べなくても、走れる(動ける)」
と言う事が科学的にも立証されているんです。
実際に自分の体でも実験して、改めて
食べなくても意外と走れるもんだと確信しました。
ただ、今まではしっかりとご飯を食べて
走っていたので、脳が常に不安を感じるのは事実。
「ひょっとしたら、ガス欠を起こして倒れるかも?」
「脱水になって、走れなくなるかも?」
この辺りは、今までに経験したことがない事に
対して不安を感じているだけで、
実際に経験して不安を消して行くしかありません。
そういう意味では、今回の一日一食での
二日連続でのランニングは
食べなくても走れることが確認できたので、
大きな自信に繋がりました。
江戸時代の飛脚は、握り飯と漬物だけで、
一日に150km近く走っていたとも言われます。
はやり人間は食べない方が活動性は上がる
と言う事かもしれませんね。