ネガティブスプリットで走るコツは「記録」を狙わない

マラソン

【ネガティブスプリットのコツとマラソンの本質】

  • 「記録」ではなく「ネガティブスプリット」を狙う

  • 練習では「ペース走」と「ビルドアップ走」

  • 欲に溺れず冷静な走りをする

走力が上がれば「結果」は後から付いて来ます。

 

3月18日の「さが桜マラソン2018

今シーズンのレースは終了。

 

 

2年間のブランク明けのシーズンで

出場レースは少な目

 

 

  • 筑後川マラソン(フル):中止

 

  • 福岡マラソン2017(フル):3時間2926
    (前半:1時間4829秒 後半:1時間4057秒)

 

  • 28回しろうおマラソン(5km):2048
    4’14” – 4’14” – 4’06” – 4’07” – 4’07”

 

  • 28回しろうおマラソン(3km):1235
    4’12” – 4’12” – 4’11”

 

  • さが桜マラソン2018(フル):3時間2339
    (前半:1時間434秒 後半:1時間4035秒)

 

 

走れない程の大きな故障もなく、

順調に練習を積み上げて

記録を伸ばす事が出来ました。

 

 

今シーズン一番の収穫は

 

 

全レースを

ネガティブスプリットで完走した事

 

 

私のマラソンでのテーマである

 

 

「ネガティブスプリット」での完走

今シーズンの練習とレースで

かなりコツを掴みました。

 

 

「ネガティブスプリット」のコツは

 

 

「記録」を狙わず「ネガティブスプリット」を狙う

 

 

この一言に尽きます。

 

 

練習では

 

 

「ペース走」を繰り返す事で

その日の体調を把握する

感覚が養われます。

 

 

「ビルドアップ走」では

疲れのある中でもペースを上げる

肉体とメンタルの強さが養われます。

 

 

 

マラソンは自分を評価する

「記録」という分かり易い指標があります。

 

 

しかも、

「サブ4」や「サブ3」、「〇分切り」と言った

 

 

プレミアム的な「記録」が勝手に作り上げられ

「結果至上主義」の中毒性を高めています。

 

 

「記録」を狙う事自体は

自分の限界に挑戦し、「自己成長」を

実感出来るので非常に良い事です。

 

 

しかし、「記録」に拘り過ぎた為に、

オーバーワークでレース前に

故障を抱えたり

 

 

練習を頑張って来たのに

レースで失速して思う様な結果に繋がらず

悔しい思いをする。

 

 

悔しい思いを乗り越えるからこそ

人は成長し、より高みを目指す事が

出来るのですが、

 

 

練習で頑張って来たのだから、

レースでは納得の「結果」を出して

 

 

「よし!次のレースも頑張るぞ!!」

 

 

と更なる高みを目指して

練習へのモチベーションも上がる。

 

 

そんな「良い循環」でマラソンを通じて

自己成長を目指す事が

私にとっては理想なのです。

 

 

計画的な練習メニューで

段階的に走力を高めて行き

 

 

レースでは

自分の現在の走力に見合った

ネガティブスプリットを実践する事で

 

 

「記録」は勝手に伸びて行きます。

 

 

「記録」が伸びて行けば、

「サブ4」や「サブ3」、「〇分切り」を

狙わなくとも勝手に達成出来てしまう。

 

 

前半は体力を温存して淡々と走り、

後半は徐々にギアを上げて

 

 

最後まで失速したり、心折れることなく

最高の走りでゴールした結果

 

 

「記録」もおまけで付いて来た。

 

 

「記録」へのこだわりは

この位が丁度良いんです♪

 

 

私の今シーズンの「記録」だけを見れば、

 

 

  • 福岡マラソン「サブ3.5」達成

 

  • さが桜マラソン「20分切り」失敗

 

 

となりますが、

走力は着実に上がり「記録」は

伸びているので、

 

 

練習やレースの走り方としては

自分に合っていると実感しています。

 

 

「記録」を狙わず

「ネガティブスプリット」を狙えば、

 

 

レースの前半はその日の体調や

天候に合わせて

 

 

後半に体力を温存する走りを

意識するので、

 

 

目標のペースがちょっときついと

感じればペースを落として

様子を見れば良い訳です。

 

 

逆に調子が良くても、

目標ペース以上に上げない。

 

 

後半にどんなトラブルが起こるか

分からない訳だし、

 

 

そもそも、目標ペース以上で走る事を

想定した練習をして来ていないのに

 

 

本番だけいきなりオーバーペースで

前半を突っ込んでも

 

 

後半のレース展開が

全く予想がつかなくなります。

 

 

だったら、前半で調子が良ければ、

より体力を温存して

 

 

後半一気にロングスパートを

かければ大幅な自己ベスト更新を

大きなリスクを抱えずに狙えます。

 

 

「体力を温存しても後半上げられるか

分からない。」

 

 

確かに分かりません。

でも、その考え方は

 

 

「自分自身を信じていない」

 

 

目標達成に向けて

コツコツと頑張って来た自分を

自分が信じる事が出来なければ、

 

 

「何の為に練習して来たの?」

 

 

って事になります。

 

 

「後半失速するかもしれないから、

動けるうちに貯金しておこう。」

 

 

練習を積み上げて来た中で

明らかに後半のスタミナ不足が

分かっている状態で、

 

 

それでも尚、果敢に記録に

挑戦する覚悟を決めているのなら、

 

 

その選択は正しいと思います。

 

 

後半失速しない様に、

しっかりと走り込んで来たにも関わらず

 

 

レース前半で後半の失速を

恐れてオーバーペースで

貯金を作る様な走りをする事は

 

 

頑張って来た自分への

「裏切り」以外のなにものでもありません。

 

 

マラソンが「メンタルスポーツ」と

言われるのは、

 

 

いかに自分を信じて冷静に走れるか?

 

 

が「記録」に如実に表れるからだと

思っています。

 

 

マラソンの本質は

 

 

「記録」という欲に溺れず

今持っている自分の走力を使って

 

ゴールまでの過程を攻め抜く事が

出来るかどうか?

 

 

だと思っています。

 

 

走れる体が徐々に戻って来ました。

来シーズンは6年振りの

自己ベスト更新を

 

 

ネガティブスプリットで達成

 

 

を目標に練習します。

 

 

今週はひとまず、

今シーズン共に戦って来た

自分の体をしっかり労わって

休養に充てたいと思います。

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