フルマラソン完走のコツはネガティブな思い込み(観念)を外す事

【思い込み(観念)を外す為に練習する】
・マラソンには30kmの壁がある
・気温が高いレースは足が攣り易い
・調子が良すぎると本番で失敗する
ネガティブな観念を手放す為に練習しています。
私達の思考は、過去の経験や
親、学校の先生から教えられた事
友人やメディアの情報が組み合わさって
その人自身の思い込み(観念)が
出来上がっています。
子供の頃に親に叱られて
暗い部屋に閉じ込められて
怖い想いをした経験があると、
暗闇が苦手(暗所恐怖症)だったり、
狭い場所が苦手(閉所恐怖症)になります。
自分が経験しなくとも、
親や学校の先生から
「ルールを守らない人は悪い人」
と常識を刷り込まれるので、
赤信号を無視して渡ると、
理由はどうあれ、罪悪感が芽生えます。
しかし、このような思い込み(観念)は
過去の記憶を上書きしたり、
捉える視点を変える事で克服する事が可能です。
暗闇も時間が経って目が慣れて来ると、
周囲の状況が見渡せる様になります。
常に小型のライトを携帯する事で
暗闇を避ける事も可能です。
ルールも世間一般のルールから
マイルールに変えて守る事で
ストレスを軽減する事が出来ます。
フルマラソンに関しても、
今までのレースでの経験や
ランニング仲間の体験談や
雑誌、メディアでの情報が
あなた自身のマラソンに対する
思い込み(観念)を作っています。
・マラソンには30kmの壁がある
・レースの後半に足が攣り易い
・アップダウンのコースが苦手
・フラットのコースは心が折れやすい
多くのランナーは
本命レースに向けて一生懸命
練習を積んで来ているだけに、
「本番のレースで失敗したくない!!」
という想いが強いので、
レース本番での自分自身の失敗経験や
他人の失敗経験談から
失敗の原因を探り、失敗回避に向けて、
必死に対策を考えます。
・30kmの壁への不安を払拭する為に
30km(40km)走を何度も繰り返す。
・痙攣対策の為にサプリを摂るタイミングや
普段の食生活の改善を行う。
・アップダウンコースの対策に
峠走や坂道ダッシュを繰り返す。
・フラットコースでのメンタル対策として
トラックや周回コースで距離走をする。
人間は慣れの生き物なので、
苦手な事を何度も繰り返して慣れて行く事で
苦手意識を克服出来ます。
また、現在の状況を過去の経験と
照らし合わせて比較する事で、
精神的な余裕を作る事で今の苦しい状況を
踏ん張る事も可能です。
「〇〇峠の登り坂に比べたら、この坂は楽」
「2年前の〇〇マラソンの寒さに比べたら
今日の天候なんてまだマシな方。」
今よりも、辛い状況を乗り越えて来た
経験があるからこそ、踏ん張りが
効きやすくなります。
公務員ランナーの
川内優輝選手の驚異的な粘りは
フルマラソンを70本以上
経験した中で培われて来たものだと思います。
マラソンの練習の中では常に
自分のネガティブな思い込み(観念)を
払拭する事を意識して練習に
取り組む事が重要です。
気を付けなければならない事は、
新しいネガティブな
思い込み(観念)を作らない事。
・30km走の途中で大失速する
・峠走で脚を痛める
・水分補給を怠って脱水症状になる
練習はトライ&エラーの繰り返しで
学習しながら経験を積む事で成長します。
失敗は決して悪い事ではないのですが、
失敗の仕方が重要です。
人間は一歩ずつしか成長出来ません。
結果を急ぐあまり、一段飛ばしや
二段飛ばしで先に進もうとすると、
足を踏み外して大怪我をします。
そんな大怪我がネガティブな
思い込み(観念)になってしまいます。
苦手意識を作らない為に
小さなハードルを一つずつ越える位の
負荷をかけて少しずつ走力を高めましょう。
失敗しても、次に繋がる
モチベーションになる様な
今の自分の走力に見合った練習計画を
立てる事が重要です。
一昨日は
福岡マラソンの後半コースの
試走会に参加。
予想以上に気温が高く、
後半はさすがに皆さん無口になりましたが、
最後までしっかり走り切って
ゴール後はコンビニで、
ノンアルビール・アイスコーヒー・ガリガリ君と
それぞれ自分にしっかりご褒美を与えて終了。
昨日の試走会の経験がレース本番で
「試走会の時の暑さに比べたら楽よね♪」
と頑張れる経験となります様に♪
参加した皆さん、お疲れ様でした。