フルマラソンに30km走は必要か?30km走不要論の実践報告~分析編~

マラソン

30km走不要論の実践報告~分析編~】

30km走をやらなくてもフルマラソンの脚は作れる

・現状の走力を確認するために30km走は有効

30km走は精神的な自信に繋がる

30km走でフォームが乱れるほど頑張る必要はない

 

 

福岡マラソン2017で「サブ3.5」を目標に

敢えて30km走を実施せずに練習を積んでレースに臨みました。

 

 

5年前に自己ベストを更新した時には

12月の防府読売マラソンまでに、

9月から30km走を6回実施。

 

それ以前にも6月から月2回の距離走で

自宅近所の瑞梅寺ダムと言う所まで往復32km

距離走を6回実施。

 

今までは、

 

「長い距離を踏む事でマラソンの脚を作る」

 

 

そう考えていました。

 

 

しかし今回の「30km走不要論」の実践で

考え方を少し変えました。

 

 

「日々の練習の積み重ねがマラソンの脚を作る」

 

今回の福岡マラソンに向けての練習は

「どうすればサブ3.5を達成出来るか?」

 

を常に自分で考えて練習しました。

 

 

30km走をやらない!」

 

と決めた事で、逆に30km走に変わるだけの

練習メニューを取り入れて自分なりに

フルマラソンに耐えられるだけの脚を作ろうと

試行錯誤したのが良かったと思います。

 

・上り坂対策に「愛宕坂ダッシュ」を取り入れたこと

 

・持久力の底上げに5分半のペース走を取り入れたこと

 

・スタミナ対策に16kmビルドアップ走の後にジョグを取り入れたこと

 

・スピード強化にウィングフットの強化グループに参加したこと

 

全ては「サブ3.5達成」の為に自分で考えて取り組んだ事が大きかったです。

 

 

フルマラソン3週間前の練習は30km走が定番とよく言われます。

 

 

では、どうしてフルマラソン3週間前に「30km走」をするのでしょう?

 

 

インターネットが普及して、

 

「フルマラソン サブ3.5 練習方法」

 

と検索をかければ、沢山の情報が手に入ります。

 

 

その中から「30km走」を選ぶとしても、

 

・どんな目的で30kmを走るのか?

 

30km走をする事でどんな身体能力を引き上げるのか?

 

30kmを一定のペースで走る事にどんな意味があるのか?

 

この辺りの理由を自分なりに考えた上で

 

「自分にとって30km走は必要だ!」

 

と思ったのであれば、あなたにとって30km走は

必要不可欠な練習メニューになると思います。

 

 

私達は学校教育で

親や先生に言われた事をきちんとする事を

教えられてきているので、

 

「自分で試行錯誤する」

 

という事が出来なくなっています。

 

 

テストの点数や順位で優劣を決められ、

受験の合否で優劣を決めらて

 

失敗=ダメな人

 

と言う固定観念を刷り込まれて来ました。

 

 

その為、マラソンでもついつい

 

「正しい練習方法」

 

を求めてしまいがちです。

 

 

でも、考えてみれば、

同じ「サブ3.5」を目指すランナーでも

 

年齢も違えば体格も違う。

 

生活パターンも違えば、

確保出来る練習時間も異なります。

 

その中で唯一無二の「正解」と言える

練習メニューが存在することの方が

おかしいと思います。

 

「まずはやってみる。」

 

「やってから考える」

 

自分の体の声を聞き、

この練習メニューは自分にとって必要か?

 

この練習メニューの目的は何なのか?

 

常に自分の頭で考える事が

「目標達成」への一番の近道である。

 

という事を実感しました。

 

 

30km走不要論」は、

 

まとまった練習時間を確保出来ないランナーにとっては

とても良い練習方法だと思います。

 

ただ、長い距離を走らないので、

レース本番で

 

「長い距離を走ってないから、後半失速するかもしれない」

 

と言う不安が常に頭にあるようなら、

30km走をしても良いと思います。

 

フルマラソン後半で失速する原因は

練習不足や走力不足もありますが、

 

「不安から来る精神的ストレス」も大きな原因です。

 

その不安を払拭するのに30km走が必要と感じるなら

30km走を走る事が精神的支柱となります。

 

レースで後半苦しくなった時に

 

30km走で後半粘った時と一緒だ!」

 

と思えることが出来れば、

そこですんなり諦める事はありません。

 

「あ~..やっぱり30km走を走らなかったからだ。」

 

となる位なら30km走をしておいた方が良い。

 

 

「練習は嘘をつかない」

 

 

と言います。

 

 

レースで苦しくなった時の精神的な支えになるものは

なんと言っても今までに積み上げて来た練習です。

 

 

その中でも、

 

自分で試行錯誤して積み上げて来た練習は

絶対的な精神的支柱となります。

 

自分で考えて自分独自の練習方法を確立する。

 

これを作り上げる為に、

 

「まずはやってみる」

 

「やってみてから考える」

 

 

興味があれば、

是非「30km走不要論」も試してみてください。

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