緊張型頭痛の原因と根本的改善方法

頭痛
頭痛の症状の中で一番代表的なものが、緊張型頭痛と呼ばれるものになります。 緊張型頭痛の原因と対処法をお伝えします。

目次

緊張型頭痛の原因と対処法

緊張型頭痛の主な原因は疲れによる血行不良で頭痛が引き起こされます。
  • 長時間のデスクワーク
  • 同じ動作を繰り返す作業
  • 睡眠不足
  • 外食や飲酒による内臓の疲労
  • 精神的ストレス
同じ姿勢が長時間続くと、背骨を支える体の深部の筋肉(インナーマッスル)が常に緊張して疲れが溜まり、凝り固まって来ます。   インナーマッスルが凝り固まる事で、背骨本来の自然な弯曲(S字弯曲)が失われて、Cカーブと言われる背骨が英語の「C」の形の様になり、いわゆる「猫背(ねこぜ)」の姿勢になってしまいます。   猫背は頭が突っ込んだ姿勢になるため、頭の重みを首や肩の筋肉で全部支えないといけないので、首や肩周辺の筋肉への負担が大きくなり疲れ易くなります。 猫背でデスクワークや立ち仕事などの同じ姿勢が長時間続く事で首や肩周辺の筋肉が凝り固まってしまいます。 その結果、首や肩周辺の筋肉に血行不良が起こり、首から頭へと繋がる血管の血液の循環が滞ってしまい、頭痛を引き起こしてしまうのです。  

緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛の代表的な症状としては、
  • 後頭部周辺の違和感や痛み
  • 肩こりや首の痛みを伴う痛み
  • 頭全体が締め付けられる痛み
  • 夕方や夜に痛みが増す
と言った特徴がみられます。 首や肩周辺の筋肉に疲労物質が溜まり、頭の重みを支える事が出来なくなっているので、頭がいつもより重く感じたり、ヘルメットをかぶった様に頭皮が分厚い膜の様なもので覆われて いる様な感覚になります。 実際に施術で頭を触ると、頭皮がむくんだような状態でブヨブヨしています。 これは、首や肩周辺の筋肉が凝り固まって頭への血液の流れが悪くなり、顔周辺のリンパの流れも悪くなった事で、頭皮と顔面の筋肉の間にリンパ液が溜まった状態になってしまった事で頭がブヨブヨした様にむくんでしまっています。  

緊張型頭痛の対処法

緊張型頭痛の主な原因が首や肩周辺の筋肉が凝り固まった事で血行不良を起こして頭痛が引き起こされているので、 基本的には首や肩周辺の筋肉を緩めて血行を改善する事で頭痛は軽減します。 しかし、これだけでは一時的な対処療法に過ぎません。   緊張型頭痛を引き起こした根本的な原因が背骨を支える体の深部の筋肉(インナーマッスル)に疲労が溜まり、背骨の理想的なラインであるS字カーブが失われて、Cカーブになった事による猫背が一番の原因です。   猫背の原因であるインナーマッスルの疲労を取り除き、背骨本来のラインであるS字カーブを取り戻す事で正しい姿勢で頭の重みを体全体で支える様になれば、首や肩周辺の筋肉への負担が減り、自然と血行も改善して結果的に緊張型頭痛は軽減します。   インナーマッスルの疲労回復には、軽い体操やストレッチなどで全身の筋肉を刺激する事で体全体の筋肉の血行を良くすることが重要です。 インナーマッスルは体の深い所にあるので、表面の筋肉を温めるだけではインナーマッスルまでを温める事は難しく、物理的に温めるとなると、サウナや岩盤浴などでじっくりと時間をかけて温める事が必要になります。   物理的に時間をかけて温めるよりも軽めのジョギングや筋トレ、バランスボールやストレッチポールを使ったバランストレーニングなど、 全身の筋肉を適度に刺激して筋肉の血液の循環を良くして凝り固まった筋肉を使う事で緩めて行く方が効果的です。   ストレッチポールをお持ちの方はこちらの動画を参考にして、背中や腰回りと言った体の後面の筋肉と共にストレッチポールを使ってインナーマッスルを緩めるて行きましょう。 ストレッチポールを使ったインナーマッスルの緩め方
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